普段スーツを着ない職業の人にとってネクタイの選び方ってほんと難しいですよね。
色や柄、どれを選べばいいのか全くわからない。
冠婚葬祭やお子さんの七五三、卒園や入学など様々なシーンでのネクタイ選び方、ネクタイの色が人に与える印象などをまとめてみました。自分のネクタイ選び、プレゼントなど、ぜひ参考にしてくださいね。
”色”が与える印象を知ろう
”色”が与える印象には様々なものがあります。これから紹介するネクタイの選び方もこの色が与える印象が大切になってきますので、気になった色がどのような印象を与えるのか見ておいてくださいね。
ネクタイでよく使われる色をピックアップしてその色の印象を紹介していきます。
白
純粋、清潔、神聖、正義、純真、平和、など
黒
高級、重厚感、威厳、など
グレー
落ち着き、大人、真面目、柔軟、冷静、など
青
知的、落ち着き、誠実、清潔、爽やか、など
紺
上品、清潔感、誠実、など
緑
安らぎ、調和、平穏、安定、優しさ、など
黄色
愉快、元気、軽快、明るい、積極的、など
ピンク
幸福、愛情、かわいい、穏やか、など
赤
熱意、やる気、活発、元気、など
オレンジ
喜び、活発、陽気、朗らか、暖かい、など
ムラサキ
上品、厳粛、神秘、優雅、高貴、など
無地、ストライプ、ドット、柄物が与える印象
次はネクタイのデザインを見ていきましょう。デザインにもそれぞれ与える印象が異なります。
無地
無地というだけあってシンプルで落ち着いた印象です。ですが、素材の違いで様々な印象を与えることもできるのも魅力です。シルバーは結婚式などの慶事、ブラックは葬式などの弔事の際に着用するものとされています。
ストライプ
ネクタイの定番柄のストライプ。爽やか、真面目などの印象を与え、ストライプの幅が広がるほど、カジュアルな印象を与えます。就活や転職、ビジネスマンの普段使いなどでよく着用される柄となっています。
チェック
親しみやすい印象を与え、色数も多くなることからカジュアルで目立ちやすいと言われています。ビジネスシーンでは色味を抑えたチェック柄を選ぶ方が無難と言えるでしょう。
ドット
ドットが小さいほどフォーマル感が強く、かつ上品な印象。ビジネスでもフォーマルでも着用できる。
小紋柄
ドットが柄になったようなイメージ。控えめながらも知的で落ち着いた印象を与えます。ドット柄と同様に柄が小さいほどフォーマル感が強くなります。
ペイズリー
格式高くゴージャスな印象。柄の大きなものはカジュアルな印象も受けるため最近では幅広い年代で使われることが多くなってきている。会議や商談などの重要な場面では細かい柄、会食などのカジュアルな場面では大きめの柄など使い分けると良さそうです。
シチュエーション別のおすすめネクタイ
色、柄について見てきてどうでしたか?着用しようとしていたネクタイと与えるイメージなどは思っていたものでしたか?ここからは上記を踏まえて私がシチュエーション別におすすめするネクタイの色と柄を紹介していきます。
七五三
七五三の主役はお子さんです。お子さんの衣装とのバランスを考えてチョイスしましょう。基本的にはお子さんよりも格を下げ、お子さんよりも目立たないようにするのがベターです。ですが、お祝い事なので多少華やかでもいいかなと私は思っています。お子さんの衣装の色に合わせてチョイスするのもいいかもしれませんね!お子さんの衣装が青や白、黒系の衣装なら青や緑などの色でドット柄なんかいいんじゃないかなと思います。ドット柄の大きさは、大きなものは避けてどちらかと言えば小さいものの方がいいと思います。
入園、入学式、卒園、卒業式
グレーやネイビーといった落ち着いたカラーで無地、もしくはドットや小紋柄などで細かいものなんてどうでしょうか。少し明るい色となれば、祝い事を連想させる赤色(えんじ色)もありですね!
ここでもやはり目立ちすぎないようにするのがベターです。主役はお子さんですからね。
就活、転職
定番は赤系、青系の2色です。この2色でストライプの物を選んでおけばまず間違いないでしょう。少しポイントとしては赤系ならえんじ色、青系ならネイビーなど少し暗めな色を選んでおいた方がいいでしょう。どちらもフレッシュな印象を与えるため、転職の際も気持ちを新たにスタートするんだという気持ちが表れていていいと思います。
結婚式
一昔前は”白色で無地”が定番でマナーとされていましたが、最近では少し変わってきているようで、結婚式でのカラーネクタイもマナーとして受け入れられているようです。
ですが、結婚式ともなると色々な立場や世代の人が集まる場所です。やはりある程度は昔からのマナーに従っておいた方が無難といえるでしょう。
少し派手目にということであれば、シルバーグレーなど光沢のあるものなんていいのではないでしょうか。基本的には無地か細いストライプですが、ドットなども細かく目立たないものであればいいとされています。こちらのタイプなら親族側で出席する場合などでも着用可能です。
葬式
”光沢のない黒色で無地の物”これはもう例外なく、これ一択ですね。必ず一本は持っておきましょう。
逆にこのネクタイは弔事以外では基本使うことはありません。弔事を連想するからという理由から基本的には普段着用することない色なんですね。
ただここで”基本的”にと言っているのはあくまでも日本でのマナーであり、海外ではむしろ結婚式などフォーマルな場面では黒といった文化もあります。文化は様々ですので、どれが正解とかはありませんが、少なくとも日本におけるマナーは最低限知っておいた方がいいでしょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
色や柄が与える印象からシチュエーション別のネクタイの選び方までを紹介してきました。
ネクタイは様々なシチュエーションごとに適した物をチョイスできるのが理想ですが、普段着用しない人にとってはなかなか揃えるのも難しいですよね。地域の文化や集まる人の年齢層によっても捉え方は変わってくるので、一概にこれが正解なんてものはありませんが、あまりにも場違いなネクタイで格好悪い思いをしなくて済むように最低限のマナーは知っておきたいものです。
プレゼントにネクタイをと考えている方は相手が使うシチュエーションを考えて選んであげると喜ばれると思いますよ!
ぜひ、あなたのネクタイ選びの参考にしてくださいね。