ヨコノリライフ

自宅でできるスノーボードメンテナンス

スノーボードメンテナンスアイキャッチ

みなさんSnowシーズン楽しんでますか?

今回はスノーボードのメンテナンスについてお話しします。
始めたばかりの方やメンテナンスなんて必要なの?という方向けの記事になっており、必要な道具やメンテナンスの方法を詳しく解説していきますね!

なぜメンテナンスが必要なのか

まず一番大切な「安全に楽しむ」ためにもメンテナンスは必要です。
せっかくの楽しいスノーボードで怪我なんてしたくありませんよね。滑りの悪いボードでは思わぬ転倒や怪我につながりかねません。
もう一つは正しくメンテナンスすることは「上達への近道」だからです。
コンディションの良い板というのは扱いやすく滑りやすいため練習の効率もいいんですよ!初心者こそコンディションの良い道具を使い、道具の性能にも助けてもらいながら練習するのが一番効率いいと思いませんか?
もちろん上級者の方もメンテナンスは欠かしません!

メンテナンスの頻度は基本毎回行う

スノボードの雪との接地面(ソール)にはワックスが塗られています。このワックスが雪との抵抗を減らす役割を持っているためスムーズに滑ることができるのです。

メンテナンスに必要な物

ワックス

ワックスにも種類がたくさんあり、どれを買ったらいいのかわからない。という方にオススメなのがこちらのワックスです!

ワックスというとアイロンで温めながら塗る「ホットワックス」のイメージを持っている方も多いと思いますが、なかなか自宅でそこまでの道具を揃えてというのも難しいですよね。もちろんホットワックスが一番いいのですが、道具を揃えるお金や手間を考えると自宅で気軽にできるこちらのワックスがおすすめの理由です。

リムーバー

古いワックスを溶かして除去するためのものです。

ブラシ

古いワックスを落としたり塗ったワックスを馴染ませるのに使います。

フィニッシュコルク

ワックスを塗り込むために使うのがフィニッシュコルクです。

作業台

こちらはあると便利な物です。家にあるものでも代用できるので必須ではありません。ただ立って作業できるぐらいの高さか逆に座って作業できるような高さの台じゃないと腰を痛めやすいので注意してください。

ワクシングの手順

ワックスを塗ることを「ワクシング」と言います。

※古いワックスの粉が大量に出るので自宅の庭など外で行うことを推奨します。

それでは手順を一つずつ説明していきますね!

表面の古いワックスを落とす

いきなり新しいワックスを上から重ね塗りはNG!まずは古いワックスを落として綺麗にしましょう。

ここで使用するのがブラシとリムーバーです。
まずブラシの一番硬いもので古いワックスをある程度剥がします。これをすることでリムーバーでの除去が簡単になりますよ。
ブラシの使い方のポイントはソール面の”ノーズからテールに向かって一方向に動かす”です。
ゴシゴシ力を入れてブラシするのではなく、軽く何回もブラシするイメージで行ってくださいね。
ブラシしている白い粉が出てきます。これが古いワックスです。

ある程度粉が少なくなってきたところでリムーバーを不要になったタオルやボロ切れなどに染み込ませて残ったワックスを拭き取っていきます。ワックスを溶かす役割があるので汚れたら綺麗な面に変えながら拭いてください。
ここまでの工程を完了したら一度乾燥させます。すぐに乾きますが、カラ拭きするとなおいいです。

スノーボード ソール面

ワックスを塗る

ここからは新しくワックスで皮膜を作っていきます。
今回紹介したワックスはペースト上の生塗りワックスです。フタを開けると中にスポンジが付属しているので、スポンジを使いソール面全体に薄く塗り広げます。一度にたくさん塗るより薄く2回から3回程度塗るのがいいと思います。

フィニッシュコルクで塗り込む

フィニッシュコルクを使いしっかり塗り込んでいきます。適度に力を入れながら古いワックスを落とすときのようにノーズからテールに向かい一方向にコルクを使い塗り込んでいきます。適度に力を入れて擦ることで熱が発生し、よりソール面に浸透します。根気よく頑張りましょう。ここが一番大変な作業ですね。

仕上げのブラッシングをする

コルクで塗り込んでソール面がしっとりした手触りになったと思います。
あとは最後の仕上げ!3種類あるブラシのナイロンの物でブラッシングして余分なワックスを落とします。
軽くで結構です。あんまりゴシゴシやると必要なワックスまで落としてしまいますからね!
最後に一番柔らかいブラシでならすような感じでブラッシングをして完了です!
どの工程のブラッシングも一方向にブラッシングしてくださいね!

バインディングの緩みも確認

最後にバインディングの各部に緩みやガタつきがないかも確認しておきましょう。もし滑走中に緩んでいたらと考えると・・・確実に確認しておきましょう。

ボードとバインディングの取り付け、バインディングのベルトなど、各部触ってガタつきがないか確認しましょう。

スノーボード バインディング

まとめ

どうでしたか?実際やってみると結構大変でしたよね。
ショップやゲレンデセンターハウス内のショップなどでもお金を払えばこの工程をやってもらえます。ムラサキスポーツでスノーボードを購入した場合はこの工程を店舗に持っていけば無料でやってもらえます!
ですが、やっぱり自分の大切なスノーボードは自分でメンテナンスしたいですよね!愛着も湧きますし!
今回紹介したワクシングの方法は一番手頃で簡易的な方法です。こだわる方はもっと多くの工程や物を使いメンテナンスする方もいます。
考え方は人それぞれですが、私はすごい大変なメンテナンスをたまに1回するより今回紹介したワクシングを毎回行う方がボードのコンディションはいい気がします。どうせ一日滑ったらどんなワックスもほとんど落ちてしまいます。
今回紹介した工程は慣れれば30分もあればできるようになりますよ!

安全に楽しく快適にスノーボードを楽しみましょうね!!

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